飲みすぎると、必ずと言っていいほどなるのが「二日酔い」。
それに、歳をとるごとにお酒に弱くなって、二日酔いしやすくなるのはどういうわけ?
これは、肝臓と関係あることは皆さんご存知でしょうが、
お酒を飲んだときに、いったい何が肝臓で起こっているんでしょうか。
肝臓とは、臓器の中で最も大きく、非常に多くの機能を担っている臓器です。
・主に食べ物からの栄養素をエネルギーに代える(代謝)
・アルコールや薬を溶けやすいじょうたいにする(解毒)
・水分・ビタミンの配分・保持、不必要なものを排出(貯蔵機能)
・腸の消化吸収を助け、老廃物の排出(排泄機能)
このように沢山の役割を担っている肝臓は、365日休む間もなく働きづめです。
しかも非常にタフな臓器で、一部に損傷があっても自己再生能力が強く、損傷があっても症状として現れないことから「沈黙の臓器」とも呼ばれています。
そんなただでさえ多忙な肝臓に、飲酒時にアルコールの分解をお願いしてしまうわけですから
それはそれは肝臓の負担は大変なものとなります。
アルコールの分解に必死になりますが、そんなこともおかまいなしに飲まれてしまっては、分解しきれなくなって当然です。というわけで、アルコールが分解しきれずに残っている状態、これが「二日酔い」なんです。 |