日差しが気持ちいいものの、屋外は紫外線が気になります。  
   

(2007年11月2日)

 真夏なら、女性のほとんどが日焼け止めを塗るなどしてなんらかの対策をされている方がほとんどでしょう。でも、気候がいい秋の行楽シーズン、スポーツをしたり山へ紅葉をみに行かれたり、日差しを浴びる機会は結構多いものですが、お肌の対策は大丈夫?

  気象庁の月別紫外線量の統計をみてみると、1月2月でも、一番紫外線が多い7月の1/3はあるのです。しかもオゾン層の破壊で年々紫外線の量が増え続けています。
紫外線の本当の怖さは、日々蓄積されることです。


 肌に影響があるとされる紫外線は2種類。よくご存知のUVAとUVBです。
このそれぞれの特徴は、UVAは長波で肌の奥まで届き、シワの原因とされます。UVBは中波で UVAほど奥には届きませんが、日焼けをし、シミの原因とされています。

  UVAの影響を長年にわたり受けた肌は、コラーゲンやエラスチンを作る機能が低下します。今の時期は、受けた紫外線で肌の遺伝子や弾力を保つ線維が壊れやすいので、ビタミンCなどのビタミンが不足して、肌本来の修復力だけでは不足します。また、真皮の線維が壊れたままだと毛穴が開いたままとなります。結果、筋肉を動かすと圧力がかかり、皮膚にひずみができて、これがシワとなります。
  一方、UVBは日焼けとして表れてわかりやすいのですが、これは肌の防御装置が働いた証拠です。問題はこれで防ぎきれなかった場合、メラニンが異常をきたしてその後UVBを浴びなくても、メラニンを作り続けるようになり、これがシミとなって残ります。

  シミやシワは紫外線を浴びてすぐにできるわけではなく、長年の蓄積されたダメージの結果なのです。紫外線の影響を防ぐには、日焼け止めなどの外からのケアだけでは不十分なんですね。ビタミンCをはじめとするビタミン類などを上手に摂って、年齢を感じさせない肌でいたいものですね。

<ビタミンCの他に肌によい栄養素>

・ビタミンB2・・・肌を健康に保ち、脂っぽい皮膚を抑える。
・パントテン酸・・・ビタミンCの働きを助けて肌を健康に保つ
  
・ビオチン・・・肌や髪を健康に保つ(ビタミンH)
・ビタミンA・・・活性酸素を除去する。