「インターフェロン」?
カタカナの名前でもあり、あまり馴染みがありませんが、
私たち一人ひとりの体内
で常につくられている免疫の働きのひとつで、白血球を活性化させ、病気を予防した
りする働きのあるたんぱく質の一種です。
このインターフェロンは普段大人しくしていますが、いざウィルスが入ってくると、数を増やします。そして免疫システムのスイッチをオンにし、そこで初めて免疫システムが動き始めます。つまり、体の免疫力が弱まるのを助ける働きをしているのが、インターフェロンです。
「免疫」って何?
自分のものと、自分でないもの(異物)を区別して、自分でないものを攻撃し、体内から排除しようとする、体にもともと備わっている働きです。異物とは、細菌やウィルスのことで、皮膚や食物、また、自分の正常細胞の異変などです。
しかし、その免疫システムがしっかりと働いている人と、そうでない人がいて、働いていない人は病気になりやすいかったり、治りにくかったりします。
また、その力は加齢と共に減少していきます。
インターフェロンがしっかりと働いていれば、免疫力があり、病気になりにくといえます。
「インターフェロン」は治療のひとつです。
このインターフェロンを強化することで、病気を治療するという、「免疫療法」というものがあります。外科療法・化学療法。放射線療法に続く、第4の治療法と呼ばれています。 また、C型肝炎の治療にも大きな効果があるとウィルス性肝炎の特効薬とされています。
【免疫細胞の働き】
この一連のはたらきを促すのがインターフェロンです。
