知っとこ!健康コラム
春先からじわじわと紫外線は私たちに忍び寄ります。
  知っとこ!健康コラム

(2008年4月25日)


 食べる量は以前と同じなのに、太りやすくなったと思われていませんか?
それは基礎代謝の低下が原因です。

 基礎代謝とは男女に係わらず10代がピークで、加齢と共に徐々に減少しています。

 基礎代謝とは、体を横にしてまったく体を動かしていなくても、体温を保つ、呼吸をする、心臓を動かすなど、さまざまな生命活動のために常に使っているエネルギーのことを言います。 人間が生きていくのに最低限必要な機能を維持するためのエネルギーのことです。

 何気なくしている呼吸や心臓が動くこと、体温を保つといった基礎代謝が、我々の体脂肪にもっと深く関係していといわれます。筋肉をつけたり、血の流れをよくしたり、正しい呼吸をするなどの改善をすれば、体の代謝は大きくなります。無理のないダイエットには有酸素運動がおすすめです。

 有酸素運動の代表的なものはウォーキングです。有酸素運動によって体内に十分な酸素を取り込むと、体脂肪が分解され、脂肪酸に変化します。これが血液中を流れて筋肉へと運ばれ、エネルギーとして使われます。 ポイントは運動を開始して20〜30分までは、血液中や筋肉、肝臓に蓄えられた糖質(炭水化物)が主にエネルギーとして使われますので、その後体脂肪がよく燃えるようになるまで20分以上行うことです。

 基礎代謝があがると、エネルギーの消費量がアップして痩せやすく、太りにくい体になるといわれています。あなたも基礎代謝をあげて、ダイエットしませんか?

<あなたの基礎代謝チェック!>
1. 体温が35.9℃以下である。
2. 月経不順である。
3. 手足が冷える(冷え症)。
4. 疲れやすく、朝まで疲労が残る。
5. あまり汗をかかない。
6. 少し食べただけですぐ太る。
7. 肩こり、腰痛がある。
8. 普段、体を動かすことが少ない。
9. 顔色が悪い。
10. 血圧が低い。

7項目以上当てはまる人は、基礎代謝が低いといえます。

<代表的な有酸素運動>
エアロビクス、エアロバイク、ウォーキング、ゆっくりした水泳