日本人が見つけた日本生まれの植物性乳酸菌「ラブレ菌」。そんなラブレ菌が、また新しい進化を遂げたようです。
■ラブレ菌とは
ラブレ菌は京都パストゥール研究所(現ルイ・パストゥール医学研究センター)の故岸田綱太郎博士が、京都のすぐき漬から分離・発見した乳酸菌です。
ラブレ菌には、体にウィルスが侵入した時に細胞が刺激を受けると産生され、ウィルスの増殖を抑える「インターフェロン」の産生能を高め、免疫を元気にさせる「免疫賦活作用」があります。

また、ラブレ菌には、リンパ球の免疫に携わる細胞の活動を活性化する働きがあることも立証されています。体内のインターフェロンαも、このラブレ菌が小さいほど、その産生能が高まっていくことが判明しているのです。
そこで、ラブレ菌を
1.0 μ m
以下に小さくすることに成功したのが「ナノ型ラブレ菌」です。
|
粒子径 |
IFN-α産生能 |
これまでのラブレ菌 |
8.8um |
16.8pg/mL |
新技術で処理した新型ラブレ菌
(ナノラブレ) |
0.7um
(700nm) |
92.9pg/mL |
ラブレ菌には凝集する傾向があるので「ナノ化」のための技術は優しくはありませんでしたが、培養・加工工程をある特定の条件に調整することで実現できました。
この結果、新型のラブレ菌は数ミクロンの従来菌に比べ、インターフェロンαの産生能を5・5倍に高めることができました。また、このナノ型ラブレ菌の働きは、生きていても死んでいても同程度であることも分かってきました。
私たちの体を守るインターフェロンを高めてくれるラブレ菌。おなかだけではなく、健康のためにも毎日摂るようにしましょう。